高山山王祭2019
岐阜県高山市で毎年4/14,15に「山王祭」が開催されます。2019年は日月開催だったため、月曜日にお休みを頂き、一泊二日で祭に参加してきました。桜も期待しましたが、この年はまだつぼみでした。
初日(19/04/14)
12時半に高山市へ到着。天気は雨。宿泊先に車を預けて高山祭の会場へ向かう。
ラーメン(宮川伊吹)
お昼ご飯に高山ラーメンをまず一食。祭り会場までの間にあった「宮川伊吹」に立ち寄る。新しい高山ラーメンを提供しているとのことで食べ比べたいなーと思い立ち寄る。魚介系のダシが強めです。おいしく頂きました。
からくり奉納
山王祭の見所の一つが「豪華な山車」です。からくり人形が設置されている山車もあり、からくり人形による舞いが披露されるのが「からくり奉納」です。山王祭では、高山陣屋の前で3体の舞いを見れます。この日は残念ながら雨天のため「屋台蔵」での開催となりました。雨天だと傘をさしているお客さんも多くてとても見づらく、次の日に期待。
高山陣屋
税務所/裁判所といった機能を持っていた江戸時代の施設。力を持っていた北陸の大名に対して目を光らせる目的があり、幕府直接管理だった。お願いすると説明員の方の説明を聞けます。 建物は復元/当時からの瀬日が混在していまが、当時の図面をもとに復元されており設計は当時のまま。江戸の生活を想像することができます。電球がなかった時代のため、勤務は日照に合わせていて勤務時間は短かったとのことうらやましい。それにしても、4月だというのに畳から伝わってくる冷気が厳しい。
夜の町並み
日が落ちた後の夜の町並み。夜祭は雨天で中止。人もまばらになり徐々に静かさを取り戻します。町並みは美しく。夜の町を散策して宿に戻り次の日に備える。
二日目(19/04/15)
天気は晴れ。7時半に宿を出発して朝市へ向かう。高山の朝の空気は気持ちよい。今日はからくり奉納、御巡幸が開催される見込みとのこと期待が膨らむ。
龍神台の蔵出し
朝に屋台を収納している蔵から屋台をひきだしている場面に偶然遭遇。屋台は「龍神台」で、からくり奉納を行う特別な屋台の一つです。まだ、時間が早く、祭りの参加者、テレビ局の方が良く目に留まり少ししまった空気感でした。
からくり奉納
三台の屋台が並び、梁の上でからくり人形が激しく舞います。手前から石橋台、龍神台、三番叟。山王祭(春)はこの3体が順に舞います。月曜日でしたが、50分くらい前に並び結構いい位置をとることができました。開演前に高山警察から「盗難の注意」が放送されますが、このアナウンスが7カ国語(?)くらいで淡々と放送されます。日本語→英語→中国語→韓国語...と、淡々と同じ声で進むため途中からじわじわ面白くなります。放送後に大勢の拍手が上がってました。
三番叟
三番叟は「翁」という意味です。少年が箱を空けると翁に変身します。浦島太郎のようなストーリーだと思います。扇子や鈴といった小道具を握る動作は、からくり人形と思えないリアルさです。翁の変身時は「カチッ」という嵌合音(?)が聞こえて少しおかしい。
龍神台
不思議な物語のからくりです。「優しい少年が困っている老人を助けた。老人は大酒飲みで困っていた少年はある日、神様から夢でお告げを聞く。人ではないので捨ててくるようにというお告げに従い、泥酔した老人を壺にいれて捨てに行く。捨てられていたことに老人は激怒して龍神の姿に代わる」という場面です。物語に謎が多いですが、からくりは見ごたえがあります。龍神人形が、別の少年人形に運ばれてくる。人形によって設置された龍神人形は、くるくるとダイナミックに動きまわる。技術的にどうなっているか気になる。
石橋台
これもまた不思議な物語。舞う女性がうっかり獅子の姿に変身してしまい、その後女性の姿に戻るという内容です。獅子の顔部分が、お尻についているため、社会風紀上禁止されていた時期があるそうです。
御巡幸
大名行列のような行進を見ることができました。衣装と町並みがマッチしていて、風景としてキレイです。人の映り込みが激しいので写真掲載は控えます。
高山ラーメン
高山ラーメン二食目。高山駅ー古い町並みの間にある「しらかわ」です。故障強めのスパイシーな醤油味です。11時半くらいに並びましたがおよそ30分待ちでした。味はかなり好みでしたが、効率化のためか店内ばたばたとしていて落ち着かない。
まとめ
長らく気になっていた高山の山王祭を満喫できた。天気は100点ではなかったけど、十分楽しめた。秋祭は週末にかからないとのこと今年は参加難しいかな。また、機会があえば秋祭に参加してみたいものだなと。次は温泉も。