沖縄ソロサイクリング 3日目(全5日)
■記録概要
沖縄に一人旅したときの記録です。コロナ禍の自発的な過剰自粛が続きストレスがもはや限界。これまで我慢してきたこともあり、悩みましたが思い切って4泊5日の自転車旅を計画してリフレッシュしに出かけました。出発日は11/13の夕方。
1日目:飛行機移動~東急ステイ那覇着(20:30)
4日目:名護エリア周回
5日目:名護~那覇空港
■3日目
走行ルート
朝日を見に!
行くつもりだったがアラームとの格闘。7時起床。この日の朝日は6:40頃。無念。自転車旅に時間は貴重なので、身だしなみ整えて朝食会場へ。朝食は一般的のバイキングでした。
ホテル景観
昨日は遅く真っ暗でわからなかったですが、バルコニーの眺めは良いです。赤い屋根はコテージ。建物自体は外観に年期を感じるものの、内部清潔な印象。フロントで預かってくれた自転車を受け取り、バッグを取り付けて出発!
伊計島の農道
伊計島の農場はきれいな碁盤状。中央を島を縦断する道路が高く、分岐する道は海に向かって下っている。ラグビーボールを長辺で薄くスライスしたような地形。分岐側の道は地面よりも上に海が見える。不思議とノスタルジーを感じます。
伊計島ビーチ
伊計島を抜ける前に車道から見つけた風景。コバルトブルーの海の色が美しい。岩場や森が近いため、自然の中での海水浴は気持ちよかろう。
宮城島の野生ドッグラン
「るるぶ沖縄2020(プラニングマップ)」に、「金武湾や沖縄本島を見渡せる絶景ポイント」としれっと書かれている。穴場に違いないと坂を上っていく。ポイントに辿りつくとボックスカーと、ハーネスの無い犬(≒野犬)5~6匹。
一匹が先頭に出てこちらに向かって吠えてる。襲われると本能的に思い加速して一匹を回避。残りの集団を全力でペダリングして突破。
「カタカタカタカタッ」とアスファルトを蹴る軽い音が追ってくる。バウバウとも聞こえる。カーブを曲がると音も曲がる。周辺視野でリアディレーラ右奥あたりに何かが居る。長かったのか短かったのか定かでないが…先でアスファルトが切れて、獣道のように変わるのが見えて絶望。
...突っ込んだら確実にケガするのでギリギリでブレーキして対峙を覚悟。振り返ると数m先にやはり居た。一匹になっていた。一匹はその時点で何故か引き返していった。安堵・不審・警戒と複雑な気持ちを抱えつつ、別ルートで県道へ。初めて見るタイプの絶景だった。
ぬちまーす工場 (10:30)
ぬちまーす塩の製造工場へ。工場っぽくない外観ですがここで塩の製造をしています。「ぬちまーす塩」は「常温瞬間空中結晶製塩法」という特殊製法で作られる塩で、塩分が少なくミネラルが豊富。作っているのはここだけとのこと。
この建屋では、工場見学/ぬちまーす塩水の試飲/関連製品の購買ができる。ぬちまーすの塩水の試飲は、ほんのりと甘さを感じる味だった。
工場見学を申し込む。待ち時間に物色。塩サイダーを発見。ぬちまーす感は正直わからない。ただただ、美味しい。失われた水分とミネラルを取り戻す。工場見学はシンプルでわかりやすいです。工程がとてもシンプル(に見えるだけかも)。
ご当地アイスをみるとついつい。注文すると「青 or 白」と聞かれる。「味が違うの?」と聞くと「一緒」と言われる。塩の白色を選択。ちょっとお値段しますが、とろける美味しさです。悠長に写真撮ってると、とろけて手がべたべたに。
カフウバンタ
ぬちまーすの工場敷地から眺められる景色です。ぬちまーすの塩の工場は切り立った崖の上に立ってます。塩の原料が海水で、生活排水に汚されてないことが重要だからで、黒潮で海水の入れ替わりが激しく、切り立った崖で生活排水が少ないこの環境がベターだからだそうです。ぬちまーすにとっても幸運の崖でもあったのかもしれません。安全に楽しめる絶景を満喫。
浜比嘉大橋
浜比嘉大橋からの景色。奥に見えるのが海中道路。海中道路は陸続きで橋ではないので、こちらの橋の方が海を近くに見ることができます。澄んでいて浅く海底がよく見える。多分固まって見えるのはモズク。空・海・自転車、青がきれい。
シルミチュー
浜比嘉大橋を超えて浜比嘉島へ。浜比嘉島の南にある洞窟。夫婦神の居住地と言い伝えがあるそうです。長い階段を登った先に洞窟があります(洞窟内へは入れません)。11月だというのに、新緑のような美しさと、岩肌の陰影が厳かな雰囲気。
味華(13:30)
ちょっと遅めのお昼ご飯。海鮮丼+モズク天ぷら。贅沢に魚がのっている。モズク天ぷらはサクサクでいい触感。
海中道路
道の駅あやはし館の陸橋からの一枚。海の上を走る道路です。もちろん眺めは良いですが、浮遊感は「浜比嘉大橋」に軍配があがるか。ちょっと車が怖い。海中道路を通って沖縄本島へ。
勝連城跡 (15:00)
本当に戻って「勝連城跡」へ。歴史の勉強不足が過ぎて消化不足。グスクと呼ばれる城で戦うことを考えて作られていることは理解。写真は登り始め。旋回する細い階段で侵攻時は行動/幅が限定される。見えている範囲ですべてではなく、奥はさらに登っていく。最上層まで歩道が整備・保全されている。とはいえ、結構険しい。
最上層は360度のパノラマビュー。向かってきた方向をみると海中道路/浜比嘉大橋が見える。景色と風だけで十分に心地よい。ここでボーとしていたい。うるまジェラートも食べたい。時計を見ると16時が近い。名護まで40~50kmちょっと。日没は17:40。風は強め。斜めからやや向かい風が多め。昨日の闇夜の走行が頭をよぎる。
宿(ルートイン名護)へ向かおう!強くそう思った。
夕焼け
ホテル着-ルートインー (18:30)
名護・ヤンバル・那覇全ての方向にアクセスが良い(天候次第でつぶしが効く)という理由でルートインを2連泊で事前予約してた。ホテルステイ短いので、この立地が大きなメリット。お値段も安いし朝ご飯まで頂ける。
AWバーガー
ホテルでシャワーを浴びて着替えて、コインランドリーへサイクルウェアを洗濯する。待ち時間30分ですぐ横に立地するAWバーガー(事前リサーチで狙っていた)に。メニューが多く悩むも、冠メニューのセットを頼む。
AWバーガー(中央)、カーリーフライ(左後方)、オレンジフロート(右後方)
さすがに消費カロリー<獲得カロリーになったことを確信…。
ホテルステイ
カロリーオーバーに追い打ち。ファミリーマートに入ったら、ご当地シリーズがずらり。お酒は体にあまり良くないのだけれども...、沖縄限定・Orionの文字に惹かれて…。「ケックン」触感がかりっとしてて、パッケージ通りスパイシー。病みつきです。2日かけて食べるつもりが。
3日目は島・食・海・空。満喫しました。